TEDで学ぶ組織行動論(22)アダム・グラント 「「与える人」と「奪う人」—あなたはどっち?」(日本語字幕付き)

TED Conferenceとは、TED(Technology Entertainment Design)が主催している講演会で、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう場です。講演会の内容はインターネット上で無料で動画配信されており、多くの著名な人物もここでプレゼンテーションを行っています。

 

今回は、ウォートンビジネススクール教授のアダム・グラントによる「「与える人」と「奪う人」—あなたはどっち?」の動画を紹介します。どんな職場にも、ギバー(与える人)、テイカー(奪う人)、マッチャー(損得のバランスを取る人)という3種類の人々が存在するといいますが、いちばん成功するのはどのタイプなのでしょうか。そして、どのような人々からなる組織が最も成功するのでしょうか。直感とは異なる研究結果を示しながらわかりやすく解説してもらいます。

 

プレゼンテーション動画は日本語字幕つきです。再生時に字幕がでない場合には、動画の下の字幕ボタンを押してください。

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参考文献

アダム グラント (2014)「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」三笠書房

TEDで学ぶ組織行動論(21)エイミー・エドモンドソン 「他人同士の集まりをチームに変える方法」(日本語字幕付き)

TED Conferenceとは、TED(Technology Entertainment Design)が主催している講演会で、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう場です。講演会の内容はインターネット上で無料で動画配信されており、多くの著名な人物もここでプレゼンテーションを行っています。

 

今回は、ハーバードビジネススクール教授のエイミー・エドモンドソンによる「他人同士の集まりをチームに変える方法」の動画を紹介します。エドモンドソン氏は、「心理的安全性」の概念を提唱し世に広がた研究者として日本でも有名です。本動画では、エドモンソン氏が「チーミング」について解説しています。チーミングは、安定的に仕事をする「チーム」とは異なり、前例のない緊急のあるいは非日常的な問題を解決するなどの目的で人々が迅速に集まるプロセスを指します。チーミングは複雑化する現代社会や現代ビジネスにおいてますます重要になっているとエドモンソン氏は論じ、チーミングを成功させるポイントを解説します。そこには「心理的安全性」の重要性も含まれているのです。

 

プレゼンテーション動画は日本語字幕つきです。再生時に字幕がでない場合には、動画の下の字幕ボタンを押してください。

 

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参考文献

エイミー・C・エドモンドソン (2021)「恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす」英治出版

 

TEDで学ぶ組織行動論(20)リンダ・ヒル 「集団の創造性をマネジメントする」(日本語字幕付き)

TED Conferenceとは、TED(Technology Entertainment Design)が主催している講演会で、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう場です。講演会の内容はインターネット上で無料で動画配信されており、多くの著名な人物もここでプレゼンテーションを行っています。

 

今回は、ハーバードビジネススクールの教授であるリンダ・ヒルによる、集団の創造性のマネジメントについての動画を紹介します。ヒルは、イノベーティブな組織をマネジメントするためのリーダーシップについては、既存の考え方を再考すべきだと指摘します。彼女は、イノベーションを導くという事は、ビジョンを創造したり周りの人間に遂行のモチベーションを 与えることではなく、創造性が生まれるメカニズムや必要とされる能力を理解した上で、革新的な問題解決という難題に人々が進んで取り組める「場」を創りだすことだと言います。詳細は動画にてご確認ください。

 

プレゼンテーション動画は日本語字幕つきです。再生時に字幕がでない場合には、動画の下の字幕ボタンを押してください。

 

参考文献

リンダ・A・ヒル、グレッグ・ブランドー、エミリー・トゥルーラブ (2015)「ハーバード流 逆転のリーダーシップ」日本経済新聞出版

 

TEDで学ぶ組織行動論(19)ハーミニア・イバーラ 「自分らしさのパラドクス」

TED Conferenceとは、TED(Technology Entertainment Design)が主催している講演会で、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう場です。講演会の内容はインターネット上で無料で動画配信されており、多くの著名な人物もここでプレゼンテーションを行っています。


今回は、TEDのプレゼンテーションに学ぶ組織行動論(19)として、キャリア論やリーダーシップにおけるインシアード大学の名物教授であるハーミニア・イバーラ氏による 「自分らしさのパラドクス」を紹介します。イバーラ氏は、「誰もがリーダーになれる特別授業(原題:Act Like a Leader, Think Like a Leader)」の著者でもあります。イバーラ氏は、近年盛んに強調あれる「自分らしさ(オーセンティシティ)」の追求には罠(パラドクス)があることを指摘します。今まで成功してきた自分(の知識・スキル・価値観)は、必ずしも将来の成功を導く自分(の知識・スキル・価値観)ではないのにも関わらず、「これまでの自分らしさ」に固執することで、自分自身が将来の成功にむけて学習し、成長する機会を阻害してしまう可能性があるからです。イバーラ氏は、遊び心をもっていろんな自分の姿を実験的に試してみて、「新しい自分らしさ」を見つけていくことの有効性を論じます。

TEDで学ぶ組織行動論(18)エリン・メイヤー「異文化理解力」

TED Conferenceとは、TED(Technology Entertainment Design)が主催している講演会で、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう場です。講演会の内容はインターネット上で無料で動画配信されており、多くの著名な人物もここでプレゼンテーションを行っています。


今回は、TEDのプレゼンテーションに学ぶ組織行動論(18)として、異文化マネジメントの名物講師であり、世界中でベストセラーとなった「異文化理解力」の著者でもあるエリン・メイヤー氏によるプレゼンテーションを紹介します。ただし、今回はTED動画ではありませんのでご了承ください。


メイヤー氏は、自分とは異なる文化の人々と働くことの難しさを、豊富な事例を用いて解説し、異文化の環境でリーダーシップを発揮するための洞察を導きます。彼女が提唱する8つの次元で構成される「カルチャー・マップ」が、2つの国が文化的に相対的に異なる度合いを把握し、国際ビジネスにおけるリーダーシップやマネジメントのための異文化理解を促すのに有効なツールであることが分かります。



TEDで学ぶ組織行動論(17)テレサ・アマビール 「小さな進捗の力」

TED Conferenceとは、TED(Technology Entertainment Design)が主催している講演会で、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう場です。講演会の内容はインターネット上で無料で動画配信されており、多くの著名な人物もここでプレゼンテーションを行っています。


今回は、TEDのプレゼンテーションに学ぶ組織行動論(17)として、ハーバード大学などで社会心理学の視点からクリエイティビティの研究に携わってきたテレサ・アマビール氏の「小さな進捗の力」を紹介します。アマビール氏は「「マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力」(原題:The Progress Principle: Using Small Wins to Ignite Joy, Engagement, and Creativity at Work)の著者の一人です。


アマビール氏は、自らの一連の研究の結果分かったこととして、人々が仕事において高いエンゲージメントを示し、もっとも創造的かつ生産的でハッピーになれるのは、「有意義な仕事において、小さくてもよいので進歩(前進)を実現できている状態」であるとします。これは、言われてみれば簡単なことだと思われますが、実際の職場においてなされているかというと、意外となされていないように思われます。働く人々のエンゲージメントが低く、ハッピーでない状態では企業業績も向上しません。従業員に対してやりがいのある仕事を与え、その仕事において毎日少しでも前進していることを実感させるためのサポートを積み重ねることで、企業業績に大きな差が出ることを論じます。



TEDで学ぶ組織行動論(16)マーガレット・ニール「交渉のエキスパート」

TED Conferenceとは、TED(Technology Entertainment Design)が主催している講演会で、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう場です。講演会の内容はインターネット上で無料で動画配信されており、多くの著名な人物もここでプレゼンテーションを行っています。


今回は、TEDのプレゼンテーションに学ぶ組織行動論(16)として、スタンフォード大学で長年、交渉学の授業を担当してきた人気教授マーガレット・ニール氏の「交渉のエキスパート」を紹介します。ニール氏は、心理学の知見を最大限に活用した交渉術を展開する「マネジャーのための交渉の認知心理学」の著者の1人でもあります。ニール氏は、交渉を「勝つための闘い」と捉えるのではなく、相手のことを良く理解したうえで、協働して行う問題解決であると考えることの重要性を、彼女と馬の関係を例に挙げて説明しています。