2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

組織的公正の神経科学

組織において人々を公平に扱うことの重要性を前提にするのが、フェア・マネジメントであり、私たちは日頃、公正であること、公平であることを非常に重視しているといえます。そして、公正感および公平・不公平に対する反応は、私たちが成長の過程で後天的に…

神経科学が明らかにした2つの「不公平感」の違い

組織行動論における組織的公正研究では、従業員が感じる公正感(フェアネス)には複数の次元があることを指摘してきました。そのうち、とりわけよく研究されてきたのが、分配的公正(結果が公正か否か)と手続き的公正(結果に至るプロセスが公正化か否か)…

巨大なムラ社会的グローバル企業としてのトヨタ

日本の企業はムラ社会的で、共同体的であるという指摘をしばしば耳にします。島田(2013)も、現在の日本は企業社会であり、日本企業が近代社会の担い手となってきたのであり、そのことが日本の経済的豊かさを支えていることを示唆しています。そういう意味で…