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システム思考で学ぶ「偶然を味方にするキャリア術」

予期せぬ生じる偶然をチャンスと捉え味方にしていくことは、自分のキャリアを切り開いていく上でとても重要です。そして、この考え方を土台にした理論の代表格が、クランボルツの「計画された偶発性」であったり「セレンディピティ」であったりします。そし…

エフェクチュアル・キャリアデザイン入門

経営学では20年ほど前に提唱され、近年になって実務界にも広がってきているコンセプトとして「エフェクチュエーション」があります。これは、優れた起業家が実践する原則としてアントレプレナーシップ分野の研究で用いられている概念です。吉田・中村(2023)…

セレンディピティの発生メカニズムを理解しよう

ビジネスや経営に関わらず、私たちの成功や失敗に何らかの形で運が関わっていることは否定できません。しかし、運に対して単に受動的であるのではなく、運を積極的に味方につけるスキルや心構えを持っていれば、成功する確率を高め、幸運を味方にすることが…

採用や就職活動でもっと内発的モティベーションを強調すべき理由

就職活動において、求職者は自分の長所をアピールしてよい就職先を勝ち取りたいことでしょう。同様に、採用活動において企業はいかに自社が魅力的な職場であるかをアピールして優秀な人材を獲得したいことでしょう。自分の長所を売り込む際の2大ポイントと…

組織やキャリアにおけるアイデンティティ・ワーク

組織行動論やワークキャリア論において近年脚光が当たっている概念が「アイデンティティ・ワーク」です。Caza, Vough, & Puranik (2018)による文献展望によれば、組織場面や職業場面でのアイデンティティ・ワークとは「社会的文脈における集団的、役割的、個…

キャリアを成功に導く「カメレオン戦略」

変化の激しい時代において、私たちも自分のキャリアを成功に導くためには、常に成長し続けなければなりません。例えば、多くの人は、リーダーシップがあまり必要のない仕事から、キャリアの年数を経るごとに、より大きなリーダーシップが求められる仕事をし…

「販売の科学」をマスターして一生モノのスキルを身に着けよう

モノやサービスを売る力すなわち販売力はビジネスの基本です。いくら良いものであっても販売の仕方を間違えれば売れません。また、販売力を身に着ければどのような業界でも活用することが可能なので、ビジネスパーソンにとっては「一生モノ」の財産となるこ…

科学的証拠に裏付けられた「心理資本」に投資して組織や個人の成功を勝ち取ろう

組織ではたらく個人が自分の持っている能力を最大限に発揮することで、組織としても競争力が最大化します。このもっとも基本的な原理原則を実現するために、できるだけ科学的証拠に裏付けられた、すなわちエビデンスベースの知識を活用していきたいものです…

プロフェッショナルが行っている「アイデンティティ・カスタマイゼーション」とは何か

仕事をする人々にとって「私は何者であるか」を意味する「職業アイデンティティ」は重要です。とりわけ、医師、法律家、会計士、デザイナーなどのプロフェショナルとか職業人と呼ばれる人にとって、職業アイデンティティは、職業人としての誇りや使命感、倫…

リーダーシップの人相学はどれだけ正確か:卒業アルバムの顔写真からリーダーとしての成功を予測する

人間の顔の特徴からリーダーとしての成功を予測することができるかという問いに真面目に答えようとした研究があります。いってみれば、リーダーシップの人相学です。結論の一部を先取りすると、なんと、大学の卒業アルバムの顔写真から、数十年後のリーダー…

ワーキングマザーになるということ:妊娠した女性社員にとってのアイデンティティの試練

働く人は誰しも、キャリアの節目において、職業上のアイデンティティを変化させる必要性が生じるでしょう。例えば、平社員から管理職になるとき、異なる分野へ移動するとき、海外勤務を命じられた時、転職するとき、独立したときなどです。しかし、私たちが…

失業中の再就職活動におけるモチベーションとメンタルヘルス

失業中の再就職活動というのは、一般的には精神的に辛いプロセスでありましょう。厳しい状況で職探しをするためのモチベーションの維持が大切ですし、財政的にも苦しい中での焦りも出てくることから、メンタルヘルスの面で危機的状況に陥る可能性もあります…

就職活動はジェットコースターのようなプロセス

就職活動は、とりわけ大学生の場合、息の長いプロセスです。また、誰かに強制されてではなく、自発的に動いていかねばならないことや、試行錯誤も伴うことから、就職活動を成功させるためには、自分を律すること(セルフ・レギュレーション)、自己調整(セ…

キャリアは意思決定の連なりである

職業人生もしくはキャリアをどのように理解すればよいのかについては、いろいろな見方、考え方があるでしょう。ここでは、キャリア(人生全体といってもよい)というのは、私たちが日々の生活において何かを選択し続けているプロセスとして理解することがで…

2種類のキャリアの節目

人生やキャリアには、節目があるといいます。ここで節目とは、そこで大きな変化が起こるような転機のことを指します。 このようなキャリアの節目には、2種類あると考えられます。1つ目のキャリアの節目は、社会的な制度や、人間の発達的見地から、だいたい…

仕事におけるアイデンティティ形成のメカニズム

人々にとって「私は何者であるのか」を定義することは重要です。私が何者であるのか理解できなければ、人格が分裂し、まともな生活は送れないでしょう。これを「自己同一性(アイデンティティ)」といいますが、仕事においても、私は何者であるのかという自…

アイデンティティ・ワークとセルフ・ナラティブ

Ibarra & Barbulescu (2010)は、自分自身のストーリーを物語る、セルフ・ナラティブは、キャリアの転換期におけるアイデンティティ・ワーク(自分とは何かについての再構築、再定義)の有効なツールであるといいます。以前の自分と、これからの自分の橋渡し…

キャリア転換に重要なアイデンティティ・ワーク

現代のビジネス社会をめぐる環境変化はますます激しくなっています。そして、働く人々は、好む好まざるに関わらず、キャリア転換を経験する頻度が高まっています。それは、自分の意志で転職をするケースや、会社内の人事異動で予想外の職場に移る場合などを…

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