2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

事業構造の変化で人材が入れ替わる欧米企業、入れ替わらない日本企業

HRM

変化の激しい現代において、企業をとりまくビジネス環境が変化すれば、それに対応すべく自社の戦略や事業構造を変化させなければなりません。この戦略や事業構造の転換に伴う人材の動きについては、欧米と日本でかなり特徴が異なります。 欧米企業の特徴は、…

「学校から職場へのスムーズな移行」の本質

HRM

わが国では、少なくとも1990年ごろまでは、新卒一括採用による「学校から職場へのスムーズな移行」が雇用の特徴とされてきました。大企業を中心に、毎年4月入社の学卒新入社員を職務を特定することなく一括採用することによって、学生にとってみれば、学校…

主体性と適応性が共存するジョブ・クラフティング

ob

ジョブ・クラフティングとは、仕事に従事する従業員が、主体的に担当する仕事を再設計するような行動を指します。もう少し具体的に定義すれば「自分の行う仕事の中身(タスク)や範囲について物理的・認知的な変化を加えること」となります。そうすることに…

なぜ日本企業では仕事や成果と賃金がリンクしていないのか

HRM

濱口(2011)は、他の国と比べてもかなり特殊な日本的人事制度のあらゆる性格を生み出す原型となっているのが「職務限定のないメンバーシップ契約」であるという明快な視点を提供しています。つまり欧米などの他国では、職務要件に基づいて仕事を遂行すること…

人事のプロが語る「フェア・マネジメント」

労務行政研究所(編) (2011)では、人事のプロから働く人たちへの時代を生き抜くメッセージが収録されています。その中から、「フェア・マネジメント」に関するコメントを紹介したいと思います。 ソニーの元人事部統括部長の桐原氏は、ずっと「フェアネス(公…

日本の会社員が辞令1つでどこでもいくのは何故か

HRM

日本の会社員(古臭い言葉でいえばサラリーマン)は、会社からの辞令1つでどこにでも行く存在であるとみられています。大きな会社では、人事異動というのは1つのドラマであり、辞令が下りたら従わざるを得ません。また、残業をはじめとする長時間労働につ…