2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

人事を行う日本の人事部、人事を助ける外資系の人事部

ビジネスの世界で通説としてあるのが「日本企業では人事部の社内での権力が強く、外資系企業では人事部の社内での権力は弱い」というものです。日本ではしばしば人事部に配属になることは「花形」であり「出世コース」の1つだと言われることもあります。実…

組織アイデンティフィケーション:人は2つの組織に同時に同一化できるのか

組織アイデンティフィケーション(組織への同一化)とは、従業員が、所属する組織との間に感じる一体感や帰属意識で、組織の一員としての自分を定義づけるような傾向を指します。簡単に言えば「組織との一体感」「組織への帰属意識」です。 人々は、所属する…

上司が特定の部下のみに対して侮辱的管理を行うのは何故か

上司が突然部下を罵倒したり、人前で辱めたり、非物理的なかたちで敵意をあらわにするような行動を繰り返す侮辱的管理(abusive supervision)は、職場で頻繁に観察されるというわけではありませんが、特定の割合で発生していると考えられ、侮辱的管理の犠牲と…

フェア・マネジメントの失敗は、マネジャーの侮辱的管理を通じて組織内に蔓延する

組織の従業員を尊重し、公正にに扱うことを理念とするのがフェア・マネジメントです。組織がこの「フェア・マネジメント」を怠ると、どのような問題が組織内の生じるでしょうか。その1つが、組織のマネジャーによる部下への「侮辱的管理(abusive supervisio…

マネジャーによる部下への侮辱的管理はいかなるメカニズムで生じるのか

職階上の上司が直属の部下に対して大声で罵倒したり、人前で辱めたり、嫌がらせをするような行動を、侮辱的管理(abusive supervision)と呼びます。学術的には「上司が継続的に非物理的な敵対行動をとっていると部下に知覚されるような管理形態」であると定義…

真の戦略的人材マネジメントとは何か:ピボタル分析の事例

HRM

企業の戦略目標とは、他社との戦いに勝利しながら、持続的に企業目標を実現していくための基本方針だと考えられます。企業の戦略目標を人材面からサポートするのが、戦略的人材マネジメントです。しかし、「戦略的」という言葉が多分に心地よいものであるた…

クリエイティブな活動はどれだけ業績に貢献するのか

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現代の仕事、とりわけ高度で複雑な仕事になってくると、クリエイティビティ(創造性)が重要になってきます。クリエイティビティを発揮するためには、クリエイティブな活動が必要になってきます。では、クリエイティブな活動をしていれば、それがそのまま仕…

クリエイティビティの「感情シフト」と不死鳥モデル

ob cr

感情やムードはクリエイティビティに深く関与していると考えられています。一般的には、ポジティブなムードがクリエイティビティを高めると考えられていますが、そう単純な話でもありません。むしろ、クリエイティビティにはもっと幅広い感情経験が関与する…

感情はクリエイティビティにどう影響するか

ob cr

ビジネスや経営においては、新しい製品や新たな仕組みを生み出す「クリエイティビティ(創造性)」がより重要になってきています。研究者やクリエイターのような明らかにクリエイティビティが業績に直結するような職業でなくても、日々の業務において創意工…