TEDで学ぶ組織行動論(1) ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」(日本語字幕付き)

TED Conferenceとは、TED(Technology Entertainment Design)が主催している講演会で、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう場です。講演会の内容はインターネット上で無料で動画配信されており、多くの著名な人物もここでプレゼンテーションを行っています。


今回は、TEDのプレゼンテーションに学ぶ組織行動論(1)として、ダニエル・ピンク の「やる気に関する驚きの科学」を紹介します。プレゼンテーション動画は日本語字幕つきです。


このプレゼンテーションは、ピンクの著書「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」に関連するものです。例えば、現代のビジネスでも最も必要とされているクリエイティビティを高めるためにはどうすればよいか。伝統的な考え方ですと、クリエイティビティの発揮度合いに応じた成功報酬を用意して、やる気を高めるということになるでしょう。これは、外的報酬でやる気を高めようとする「モチベーション2.0」の発想です。しかし、科学的な事実によれば、こういった成功報酬が逆にクリエイティビティを阻害してしまうことをピンクは指摘します。


では、どのような方法がよいのでしょうか。ピンクは、これからの時代、とりわけクリエイティビティやイノベーションがビジネスの成否を大きく左右するような時代においては、「自律性(autonomy)」「成長(mastery)」「目的(purpose)」を主軸とするマネジメントを行い、メンバーの内発的な動機付けを高める必要があることを指摘します。これが「モチベーション3.0」の3要素です。


日本語によるスピーチ全文